青森のさくらんぼ ジュノハート 青森ハートビート

「ジュノハート」「青森ハートビート」とは

「ジュノハート」「青森ハートビート」は、青森県のさくらんぼの品種です。「さくらんぼ」と言えば山形が有名で、実に日本全体の3/4の生産量を誇ります。青森は3%程度にしか過ぎません。
その青森の独自ブランドが「ジュノハート」「青森ハートビート」です。

さくらんぼの掛け合わせ

『ジュノハート』がどのような掛け合わせでできたかといいますと、
  『ジュノハート』=『紅秀峰(べにしゅうほう)』×『サミット』
このように誕生しました。そしてジュノハートの掛け合わせにもなっている『紅秀峰』というのは、
  『紅秀峰(べにしゅうほう)』=『佐藤錦(さとうにしき)』×『天香錦(てんこうにしき)』
日本で多く生産されている品種『佐藤錦(さとうにしき)』からできています。

つまり、『ジュノハート』『青森ハートビート』は甘さで有名な『佐藤錦』の系統でできていて、『佐藤錦』の甘みと、大粒の『サミット』のいいとこ取りをしたものが『ジュノハート』『青森ハートビート』の様です。

『佐藤錦』『ジュノハート』『青森ハートビート』の違い

『サミット』が大きい品種のためか、『ジュノハート』『青森ハートビート』は驚くほど大粒です。
28mm以上を『ジュノハート』、31mm以上を『青森ハートビート』と認定されるそうです。

この写真は『ジュノハート』ですが30mm前後あります。

これを購入した「道の駅はしかみ」のお店の方に説明して頂きましたが、生産者も販売業者も認定を受けた所でないといけないそうです。出荷もその大きさをチェックを受けて『ジュノハート』『青森ハートビート』と判定された上で販売されるそうです。
値段も勝手に決めてはいけないとの事。商標も「青森県」で登録されていました。2019年に販売が始まり、やっと一般販売されるようになりましたが、青森県がしっかりブランドイメージを守るために管理しているようですね。

『ジュノハート』の味

サクランボは「甘さ」「酸っぱさ」をどう感じるかでイメージが変わりますね。割とお値段が安いサクランボのほうが酸味があるイメージがあります。
『佐藤錦』は甘みが強い品種になります。『サミット』は食べたことがありませんが、こちらも甘くはないですが酸味は強くはない品種とのこと。

『ジュノハート』も食べてみると、驚くほど酸味はありません。さくらんぼを酸味のある果物とイメージしていると、さくらんぼとは違う食べ物を食べているようです。甘みと滑らかさは、さくらんぼとは思えない味です。
まだ市場に多くは出回っていませんが、徐々に生産量も上がってくることに期待しましょう。

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