じゃっぱ汁とは?
じゃっぱ汁は、簡単に言うとタラのあら汁の事で、青森県津軽地方の郷土料理です。
漢字では「雑把」と書きます。「大雑把」のざっぱの事です。意味としては、魚の骨や皮、内臓など普段は使わない物、捨ててしまう事が多い物を「ざっぱ」と呼んで、それらを余す事無く使った汁物と言う事で、「じゃっぱ汁」と言います。「ざっぱ」から少し津軽なまりっぽい発音になったようですね。
魚は「タラ」を使う場合がほとんどです。
「タラ」は寒い地域で獲れます。一番多く取れるのは北海道、次に福島以外の東北5県が続きます。寒い地域で獲れ、寒い地域で食べてあったまる、まさに寒い地域にふさわしい料理と言えるでしょう。
材料
5~6人前
・出汁昆布:1枚
・タラのあら:1000g
・大根:1/2本
・人参:1本
・味噌:適量
・ねぎ:1本
・水:1200cc
作り方
①タラの下処理をします。臭みを簡単に取りたい場合は、水で濁りが無くなるまで洗いましょう。動画ではもっときちんと臭みを取る方法で処理しています。まず塩を振り、30分くらい置いておきます。
②そのあと、熱湯で軽くくぐらせて洗い、血合いを取ります。
③水1200ccをあらかじめ出汁昆布に1晩浸しておきます。鍋に火にかけ、沸騰したら昆布を取ります。
④いちょう切りにした大根、人参を入れます。
⑤大根、人参が煮えたら、味噌を入れます。タラから塩分が出るので、最初は薄めに入れて最後に味を調整してください
⑥次にタラを入れて30分ほど煮込みます。
⑦最後にネギを入れて完成!
⑧完成です!三つ葉などを入れると彩りも良くなります。