八戸えんぶりとは

「八戸えんぶり」は、八戸を中心とする民俗芸能です。

棒の先に金具のついた「ジャンギ」と呼ばれる物や、鶴・亀などの図柄で馬の頭をかたどった烏帽子をかぶって、豊年満作を祈る祈願行事です。

「えんぶり」は「朳」と書きますが、通常この漢字は「えぶり」と読みます。
「朳/柄振り」は土をならす農具の事で、これが「えんぶり」と呼ばれるようになったと言われています。

えんぶりは毎年2月17日の早朝に、八戸市の長者山新羅神社に集り「奉納」を行う事から始まります。その後八戸市内の各所でえんぶりを披露します。

 

「マチニワ」での披露

 

八戸市庁前市民広場で披露された「かがり火えんぶり」

 

日程・場所

コロナ禍で2021年、2022年は中止になりました。
3年ぶりの開催となる2023年は、更上閣で「お庭えんぶり(有料)」、八戸市庁前市民広場で「かがり火えんぶり」「一般公演」、史跡根城の広場で「史跡根城えんぶり(入場料あり)」が行われました。

それ以外でも八戸中心街では、「マチニワ」で数回公演が実施され、街中を舞を披露する姿が見られました。今でこそ中心街の大きなイベントとなっていますが、神事ですので長者山新羅神社から始まり、各町内の店や家で頼まれた場所の前で舞を披露する、これを門付け(かどづけ)と呼ぶそうですが、町中で見られる光景も八戸えんぶりの本来の姿なのではと思います。

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